花瓶を引き立てる敷物と母のこと
☆☆☆今日もありがとうございます
hanaです☆☆☆
久しぶりに実家の居間のテーブルに花を飾ってみました。
外は雨。明日は雪予報で庭にはまだ蕾の花しかありません。
玄関にある植木鉢のミントの葉と青色が綺麗な小さなロベリアが咲いていたので
スパイスの小さな空き瓶に入れて、母が昔茶道で使用した帛紗(ふくさ)を敷いてみました。
母(アルツハイマー型認知症要介護3)は若かりし頃、華道と茶道を習っていたようですが、今では懐紙入れにボールペンを入れたり、写真を入れたり、帛紗も帛紗として認識出来なくなったようで、母は帛紗をメイクボックスに畳んでしまい込んでいました。
帛紗を花瓶の敷物にすると
母は『あれ、この花可愛い。下の布も可愛いね。hanaちゃん縫ったの?』と。
次に思いついて、今度はこちらも以前母が病気を発症する前に母自身が気に入って買ったコースターを敷いてみました。
母は『この花可愛いね。この布も可愛いね』と。
お次はガラスの小皿を敷いてみました。
母は、花を目にする度に初めてみたかのように
『あれ、この花可愛い。お皿も綺麗やね。このお皿いくらしたの?お母さんも買おうかなぁ』と。
私『このお皿はお母さんのだよ。綺麗なお皿やね。』
母『昔、私が買ったのよ』と、話しが二転三転するけどね、そこは仕方ないですね。
母は『hanaちゃん来てくれたの。お茶でも飲もうか』と、母と私と二人しかいなくても、湯吞み数個と、ご飯茶碗に味噌汁のお碗にもお茶を入れたりします。
内心あちゃー🤦…と思いながら
私『おお、たくさんサービスしてくれたね。お母さんと私で3杯ずつ飲もうか』とお茶タイム。
母は、今の出来事を瞬時に忘れてしまったり、家事も出来ない事が増えて、物の認知機能も徐々に低下してきていると実感する事も増えてきました。花を見て綺麗だと感動したり、綺麗な布や器を見て良いものだと感じる心は健在しているので、その母の気持ちを大事にしていきたいです。
母に『この花瓶の敷物(帛紗、コースター、小皿)でお母さんはどれが好き?どれがこの花に合うかな?』と尋ねると
『全部素敵やね。どれも合うよね』と。
日替わりで楽しむのもいいかもしれないと思いました。
本日もお読み頂きましてありがとうございました。
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