何気ない日常の中に…☆☆☆

40代3人子持ちhanaの子育て、楽しみ、生き方、思うことイロイロ~断捨離やシンプルライフに興味持ち始めました

たくさん泣いて、落ち込んで、自分と向き合いまた前を向けた。そのきっかけは掃除。でもただ掃除するだけじゃない。

☆☆☆こんにちはhanaです☆☆☆

『やっとかめ』(方言でお久しぶり)のブログです。

ブログを書けない時期は、仕事関連や子供関連の書類提出や諸々手続きに追われていた事もありますが、

アルツハイマー認知症(要介護3)の母の病状が今年になって進行し、母が今まで出来ていた事が出来なくなり、その現実を受け止める事に苦戦していました。

今までは緩やかな進行で徐々に出来ない事が増えてきたけれど、

今年に入り

『あれ?』

『お母さん何してるの?』

『何でそんな事するの?』

『わからなくなっちゃったの?』

と思う事を

たて続けて母がするようになり、

母本人も辛いだろうけれど、私もショックで夜に一人布団の中で泣いて過ごす日々でした。

例えば

・洗い終わった食器を食器棚ではなく冷蔵庫やコスメボックスにしまうようになった(しまうべき場所が分からなくなってきた)

・食器以外の物もしまうべき場所にしまえないので、探して回らなければいけない

・花好きの母が、母自身が丹精込めて育てた花を『こんなに採ってきたよ』と、雑草と思ってとってしまう

・急須に猫の餌や鰹節を入れていた

・夜お皿を畳に10枚ほど並べ、すべての皿猫の餌を入れていた

・あらゆる食器をラップをで包んで食器棚にしまう➡ラップを母の目の届か無いところへしまうと、今度はペーパータオルを茶碗一つ一つに被せて輪ゴムで止めてテーブルに並べていた

・汚れた服を丸めてタンスにしまっている

・草むしりをしたあと、家の中へ草を持ってきて、新聞や広告やお皿の上に広げていくつも置いている

等々…他にも書き切れない事色々。

認知症の方がやりそうな事ではあるけど、実際に身内、ましてや、親がそうなるとショックが大きくて

気持ちの切り替えが難しかったんですよね。

母がした事の後片付けも合わせて、心と体が疲れていました。みなさんのブログを読む心の余裕すら無くしていました。

そんな時に、やった行動がきっかけで、気の流れが変わったというか、気持ちの変化がありました。


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それは片づけと掃除です。

気持ちのモヤモヤをスッキリさせたくて、成果を感じられそうな実家の隠居の台所から始めました。

今は亡き祖父母が住んでいた隠居は、現在父が主に仕事の休憩に使用しています。

壊れた冷蔵庫も捨てずにそのまま、埃の被った食器棚、何の汁かわからないものが染みついたままの床やキッチン。

時々のぞいては掃除をしていましたが薬や栄養ドリンクの瓶を雑然と置き、すぐにテーブルや床を物をいっぱいにしてしまうのでお手上げ状態でした。

でも、この丸いテーブル素敵だから、綺麗にしてお茶飲めたらいいなぁとふと思い、

今までは『こんなに汚くして!』と父に対する怒りと呆れてしまう気持ちが強かったのですが、

掃除をする時の気持ちが大切とYouTubeで学び

『埃や汚れが綺麗になると気持ちいいなぁ』『ステキな食器棚だから磨けば光るな』

『綺麗になって運気アップ』と口にしながら、機嫌良く数日、掃除を続けました。

すると今までゴミを溜めていた父が自ら捨てるようになり驚きました。

その後の休日に私と一緒に実家へ来た娘(中1)が『私もやりたい』と隠居の窓とサッシ(埃が詰まって開かないほどだった)を一生懸命綺麗に掃除してくれて、カーテンも洗ってさっぱりとしました。

『綺麗になって気持ちいいね。○○(娘)が一生懸命やってくれて嬉しいよ』と伝えると娘も嬉しそうでした。

『私も手伝うよ』と母もテーブルや床を拭いてくれました。

溢れ返った食器や調理道具たちも、今使わない物に関しては『今までありがとう』と感謝して処分する事にしました。

スッキリとした台所に、また別の部屋で埃まみれになっていた椅子を綺麗に拭いてセッテイング完了しました。

何だろう、この清々しさは。

モヤモヤが晴れていく感じがしました。

そして、埃だらけの食器棚の奥から素敵なお皿が出てきて、棚もお皿も綺麗にして、気持ちの良いティータイムを過ごす空間が出来ました。

そのように片づけと掃除を進めていく最中にケアマネジャーさんが『お母さんちょっと、進行したかもしれないですね。でも、本人はおうちの人を困らせようと思ってやってるんじゃないんですよね。何か思う事があってやってるんでしょうね。おうちの人は大変でしょうけどね』と言われ、ハッとしました。

確かに母は、家族の事を思ったり、猫を思ったり、庭掃除をしたり

一生懸命自分なりに出来る事をやってくれてるんだって思って『ありがとう』と母にたくさん声をかけていこうと思うようになりました。

母は綺麗になった隠居の台所で『hanaちゃんはきちんとして暮らしているね。素敵な所へ誘って貰って私はhanaちゃんとお友達になれて嬉しい。私はとくに良い事をしたわけでも無いのに、hanaちゃんに出会えて幸せやに』と。友達??と思いましたが

『本当?お母さん。私も嬉しいよ』と答えました。

まだまだまだ、開かずの間がある実家。

そこを少しずつでも片づけて、感謝の気持ちで掃除をしていく事で、母の病状はかわりませんが、私も母も父も笑顔が増えた気がするので、気持ちの晴れる空間作りを地道にしていこうと思いました。

 

思い返せば、泣きたくなるほど苦しい出来事があるたびに片づけ、掃除で問題が浮き彫りにはなるけど、そこを通過すれば心が成長出来るという出来事が続いている気がします。

清らかな空間は、心も落ち着かせてくれて、前を向くための言葉や情報が不思議と入ってきます。

みなさんにも、良い流れがきますように、心を込めて一つのカバンの中身、一つの引き出しの中身など小掃除から一緒に始めていきましょう。

今日はそんな事をお伝えしたくて、書きました。

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