アルツハイマー型認知症の母に対する接し方の私の気持ちの変化
☆☆☆こんにちはhanaです☆☆☆
実家の台所の出窓です。
昨年までは、ここにも大量の調理器具や鍋がごちゃごちゃに置かれていました。
片付けたくても、母が納得せず現状維持が続きましたが、母の病気の進行と安定剤の調整により、私の片付けの提案を受け入れてくれるようになり、以前は食器など処分するか残すか確認するだけで
『それは、私が買った大事な物、何でもかんでも捨てないで!』とすぐ怒っていたのが
『hanaちゃん、きれいにしてくれてありがとう。もう、それは使わないからいらない。
hanaちゃんが欲しい物があったら全部持っていきなさい』と言って片付けを手伝ってくれます。
片付け過ぎて
環境が変わり過ぎると認知症の方は混乱すると聞いていますが、小さい家具やワゴンなど食器棚の前に置かれていてごちゃごちゃ置いてあったので、転倒の危険が減るように
少しずつ家具も減らしながら環境を整えてきました。
食事作りは、母は味付けした事忘れてどんどん調味料を追加したり、段取りが困難になってきたので、母があまり構わない所にしまいました。
母は『私は何を手伝ったらいい?』と聞いてくれるので
食材を洗ったり切ったり、テーブル拭きや、食器の準備を声をかけながら母に任せてやって貰います。
今すぐの事を忘れてしまうので、声をかけた通りに準備出来ない事も多々あります。
『三人分の湯飲みを準備して』とお願いしても、お盆にのるだけ10個準備しても
『お母さん、準備してくれてありがとうね。』と声をかけて、余分な分をそっと棚に戻します。
母は攻撃中心の心から、
感謝の穏やかな心に変わったけれど、私自身も母に対する感情や受け止め方が変わったと最近実感します。
どういうことかというと
時々冷蔵庫に箸が入っている事があり
以前の私なら
『お母さん、こんな所に箸が入っているよ。ちゃんと食器棚にしまおうよ。もう』と言っていたのが、おやおやと思っても黙って私があるべき所に戻したり
玄関前に草木をずらっと並べてあると
以前なら『玄関前に置かない方がいいよ。この籠は洗濯物を入れる籠だよ!』という所を
『お母さん、草取り頑張ったね。一緒に裏へ運ぼうか。お母さん、私籠洗うからバケツ頼むね』といった感じです。
私の受け止め方が変わるまでには長い年月がかかりました。
いろんな物の見方、捉え方を本、YouTube、ブログなどで知り、まだまだ、母にキツく言ってしまう事はありますが、母への接し方が変わって、母が変わってきたのか、母が感謝を口にしてくれるから私の心も変わってきたのか、どちらにしても、優しい気持ちで母に接する事が出来るようになり、私自身の気持ちも軽くなりました。
責められると悲しいし、共感して優しい言葉をかけて貰うと嬉しいから、自分が嬉しい事を積極的にやっていきたいです。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。
☆☆☆あなたに
たくさんの幸せが訪れますように☆☆☆